昭和57年8月、前院長の中山千里が診療をこの地で始め、平成20年より、 大澤万里 医師も加わって2診体制で診療しておりましたが、この度、大澤万里が新院長として当院を継承することとなりました。診療内容としては、今まで同様、白内障や緑内障、眼鏡合わせや結膜炎治療など、眼科一般疾患の治療だけでなく、円錐角膜やハードコンタクトレンズを中心とした角膜疾患の診療にあたっております。幸い、当院の周辺には角膜・網膜・涙道・神経眼科などを専門とする病院が揃っているので、手術が必要な場合には適切な時期に紹介をし、その後の経過観察を行うというスタイルがとてもスムーズに機能してくれています。当院の日々の診療の中では、治療にあたっての難しい細かな疑問やご家族への説明などにも対応させていただき、不安なく治療を続けてもらえるよう心がけています。
また、前院長 中山千里は、京都府立医大眼科や明石市民病院眼科の円錐角膜専門外来にて、約50年診療に従事してきたこともあり、円錐角膜の患者さまの信頼も厚く、西日本各地から患者さまが来院してくださっています。円錐角膜の治療法も日々進歩してはおりますが、角膜移植が必ずしも根本解決になるわけではなく、まずは手術に至る前にさまざまなハードコンタクトレンズ(特殊レンズ)などを駆使して、根気良くレンズ処方・調整をしていくことが円錐角膜診療の第一と考えております。新院長の大澤万里もまた、10年以上円錐角膜の治療に従事し、海外では円錐角膜の治療に使われているスクレラルレンズ(強角膜レンズ)の処方にも積極的に取り組み、ハードコンタクトレンズのトラブルが多かった患者さま方に喜んで使っていただいております。また、その延長線上で、近視抑制のオルソケラトロジーレンズや、遠近両用ハード・ソフトコンタクトレンズや乱視用ハード・ソフトコンタクトレンズの処方など、高度技術の必要なレンズ処方にも積極的に取り組んでおります。