広角眼底撮影カメラが入りました
広角眼底カメラ(Optos)は、網膜の広範囲を高解像度で撮影できる眼科用の検査機器です。
従来の眼底検査では観察が難しかった網膜周辺部の病変も捉えることができ、
糖尿病網膜症や網膜剥離などの早期発見に非常に有用です。
このカメラは短時間で網膜の80%以上を無散瞳※、非接触で撮影できるため、
患者さんの負担も少なくなります。
特に、円錐角膜の患者さんは、今までの眼底カメラでは撮影しにくかったのですが、
このカメラでは周辺部まで安定して撮影することができます。
ちなみに当院でデモをした時に、偶然、網膜裂孔が見つかった!というハプニングも。
☆ここで検査アドバイス☆
強い光(フラッシュ光)が当たり非常に眩しい検査になります。
出来るだけ目を動かさずまっすぐ見るようにしてください。
検査後に目が眩む状態など続きますが、すぐに回復しますのでご安心ください。
※(無)散瞳
瞳孔を広げて眼の奥(眼底など)を観察していきます。
生理的反応として暗所などで自然に起こりますが、検査や診察を確実に行うために
点眼薬などを使用して瞳孔を広げていきます。
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散瞳薬を点眼したのち、15~30分で瞳孔が大きくなります。
光がたくさん目に入りますので、外に出るとまぶしく感じたり、視力も低下します。
また、ピントを合わせづらくなり近くの文字がかすんで見えたりします。
車やバイクの運転や事務仕事、戸外での仕事などやりづらくなります。
特に車やバイクの運転は事故につながるので、散瞳している際は、運転しないようにしてください。
一般的に3~4時間程度続き、時間が経てば回復していきます。
(散瞳がある時は、お車での来院はご遠慮ください)