子どもの眼科健診-外斜位-

先日、近所の保育園に、コロナで延期になっておりました眼科健診をするべく、行ってまいりました。

案の定、何人かの子には、この世の終わりかと思うような声で、ビヤァ〜💦といっぱい泣かれましたが、おりこうさんにちゃんと検査できた子も多かったです。😉

 

さて、いつも頭を悩ますのが、”外斜位”の取り扱いです。

基本的には、外斜位については、両眼開放状態で右眼も左眼もまっすぐ見えているので、ほぼほぼ問題になることはありません。

ただ、最近のデジタルディバイスの普及で、小さい年齢からタブレットやスマホの画面を近距離で見ているお子さんが増え、外斜位の子たちが眼前20cmぐらいまで近づけて、それらを長時間見入ってしまうと、外斜位から外斜視になって、その外斜視が恒常性(元に戻らない状態)に残ってしまうことがあるそうです。

特にゲーム依存症のような状態になってしまっていたお子さんで、斜視手術が必要になった子がいると、セミナーで聞いたことがあります。

外斜位は、特別なものではなく、普通によくみられる状態ではありますが、近くを見るときには少なくとも30cm以上離して見るように、そして、長時間にならないように、親御さんたちは気をつけてあげてください。😃

保育園の園児たちの元気さと、新型コロナの中、奮闘されている先生たちの頑張りに励まされました1日でした。🤗